Jobs 組込みコマンドはシェルが有しているジョブを表示します。
jobs [-lnprs] [ジョブ…]
Jobs コマンドはシェルが現在有しているジョブの名前や状態を表示します。
標準では各ジョブについて以下の情報を一行ずつ表示します。
+ または -)
-l (--verbose) オプションを指定しているときは、ジョブを構成しているパイプラインの要素ごとにプロセス ID と状態とコマンド名を表示します。
-p (--pgid-only) オプションを指定しているときは、ジョブのプロセスグループ ID だけを表示します。
-l, --verbose
-n, --new
-p, --pgid-only
-r, --running-only
-s, --stopped-only
エラーがない限り jobs コマンドの終了ステータスは 0 です。
Jobs コマンドは準特殊組込みコマンドです。
POSIX で規定されているオプションは -l と -p だけです。従って POSIX 準拠モードではこれ以外のオプションは使えません。また POSIX 準拠モードでは、-l オプション指定時、プロセスごとではなくジョブごとに状態を表示します。
Yash では、ジョブのプロセスグループ ID はジョブを構成するパイプラインの最初のコマンドのプロセス ID に一致します。