仮想フォルダ
仮想フォルダはメモのうち指定した条件に一致したものを抽出し、1つのフォルダにあるように見せかける機能です。
要はGrep機能をより汎用的・強力になるよう拡張したものです。
仮想フォルダではGrepに比べ、以下のような機能が強化されています。
- 複数条件の指定
複数の条件を指定することが可能です。指定した条件はANDでつながってゆきます。
- 条件の種類の追加
検索時に設定できる条件が追加されています。このためより細かい絞込みが可能となっています。
- 設定の保存
必要に応じて設定を保存することができます。保存した設定は次回Tombo起動時にも使用可能です。
これらにより、多量のメモから必要なメモのみを絞りこみ、表示・編集することが可能となります。
仮想フォルダの構成要素
各々の仮想フォルダは以下の2つの構成要素から成ります。
- ソース
絞りこむ前の範囲です。Grep同様フォルダを指定し、そのフォルダ以下のメモに対して条件での絞込みを行ってゆきます。
- フィルタ
フィルタは抽出時の条件です。Grepの場合検索文字列がこれに相当します。
それぞれの仮想フォルダに対して複数のフィルタを指定することができます。
フィルタの種類
現在使用できるフィルタは以下の4つです。
| 検索フィルタ
| メモ中を検索し、指定したパターンにマッチしたものを選択します。このフィルタ単体を使うとGrep機能と同じといえます。ただ、フィルタでは否定(パターンにマッチしないものを選択)ができるようになっています。
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| 件数フィルタ
| メモの数を指定し、その数だけに絞り込むためのフィルタです。通常はソートフィルタと組み合わせることにより、
「最近のn件」といった使い方をします。
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| タイムスタンプフィルタ
| 最終更新日によるフィルタです。フィルタ適用時点を基準に、「n日以内に更新されたもの」「n日よりも前に更新されたもの」といった選択を可能とします。
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| ソートフィルタ
| ソートフィルタは少し特殊なフィルタで、フィルタといってもすべてのメモを無条件で選択します。
この際にメモがソートされます。
ソートの値としてはファイル名と最終更新日のいずれかが選択可能で、それぞれ昇順、降順の計4パターンで
ソートできます。
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仮想フォルダの設定
仮想フォルダの設定はメニューの"仮想フォルダ"から行います。
"仮想フォルダの設定"ダイアログ
"仮想フォルダの設定"ダイアログでは、仮想フォルダの登録・削除、順序の入れかえ等を行うことができます。
また、"保存"チェックボックスにチェックすることによりその仮想フォルダを保存するかどうかの設定を行うことができます。
仮想フォルダ名の変更は変更したいフォルダを選択した状態で、少し間を空けてからクリックしてください。(エクスプローラのファイル名変更と同じです)
"フィルタの設定"ダイアログ
"仮想フォルダの設定"ダイアログでフォルダを選択してダブルクリックすることにより、仮想フォルダの詳細設定を行う画面となります。
"ソース設定"タブ
仮想フォルダのソースを指定します。"Todo\Private"のようにTomboRootからのパスを指定します。
ブランクの場合にはTomboRootからの全メモが対象となります。
"フィルタ設定"タブ
適用するフィルタを設定します。 また、"仮想フォルダの設定"ダイアログ同様、フィルタの順番を入れかえることができます。
フィルタはリストビューの上から順番に適用されてゆきます。このため件数フィルタ等、フィルタの種類によっては順序により結果が異なる場合がありますので注意してください。
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