クラス Process_GrepChange
java.lang.Object
org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
org.opengion.fukurou.process.Process_GrepChange
- すべての実装されたインタフェース:
ChainProcess,HybsProcess
Process_GrepChange は、上流から受け取った FileLineModelから、語句を
置換する、ChainProcess インターフェースの実装クラスです。
Process_Grep との違いは、チェックするファイルのコピーを(キーワードが存在
しなくとも)作成することと、検索キーに正規表現が使えない、複数行置き換えが
出来ないことです。
keywordFile より、置換する語句を含むキーと値のペアー(タブ区切り)を読取り、
対象とする語句を置換します。
keywordFile に、タブが含まれない行や、先頭にタブが存在している場合は、
その行を読み飛ばします。また、区切りタブは何個存在しても構いません。
置換文字(値)は、\t の特殊文字が使用できます。
この GrepChange では、語句に、正規表現は使用できません。正規表現のキーワード
や文字列を複数行の文字列と置き換える場合は、Process_Grep を使用してください。
このプログラムでは、上流から受け取った FileLineModel のファイルに対して、
6.3.1.1 (2015/07/10) 置き換えた結果も、同じファイルにセーブします。
元のファイルを保存したい場合は、予めバックアップを取得しておいてください。
-inEncode は、入力ファイルのエンコード指定になります。
-outEncode は、出力ファイルのエンコードや、キーワードファイルの
エンコード指定になります。(keywordFile は、必ず 出力ファイルと同じエンコードです。)
これらのエンコードが無指定の場合は、System.getProperty("file.encoding") で
求まる値を使用します。
5.7.3.2 (2014/02/28)
-regex=true で、キーワードに正規表現を利用できます。具体的には、String#replaceAll(String,String)
を利用して置換します。
通常の置換処理は、indexOf で見つけて、StringBuilder#replace(int,int,String) を繰り返して処理しています。
-ignoreCase=true で、検索キーワードに大文字小文字を区別しない処理が可能です。
6.3.1.1 (2015/07/10)
※ 出力ファイルを別フォルダにコピー置換する機能を追加します。
方法は、Process_FileCopy と同様、inPath と outPath を指定します。
※ useWordUnit="true" を指定すると、出来るだけ、Grep対象を、単語単位で置換しようとします。
具体的には、キーワード文字列の前後に、""(ダブルクオート)、''(シングルクオート)、><(タグ記号)、空白、改行を
付加して、それらを含めてマッチした場合のみ置換する方法を取ります。
上流プロセスでは、Name 属性として、『File』を持ち、値は、Fileオブジェクト
である、Process_FileSearch を使用するのが、便利です。それ以外のクラスを
使用する場合でも、Name属性と、File オブジェクトを持つ LineModel を受け渡し
できれば、使用可能です。
引数文字列中にスペースを含む場合は、ダブルコーテーション("") で括って下さい。
引数文字列の 『=』の前後には、スペースは挟めません。必ず、-key=value の様に
繋げてください。
Process_GrepChange -keyword=検索文字列 -ignoreCase=true -outfile=OUTFILE -encode=UTF-8
-keywordFile=キーワード :置換する語句を含むキーと値のペアー(タブ区切り)
[-ignoreCase=[false/true] ] :検索時に大文字小文字を区別しない(true)かどうか(初期値:false[区別する])
[-regex=[false/true] ] :キーワードに正規表現を利用する(true)かどうか(初期値:false[利用しない])
[-isChange=置換可否 ] :置換処理を実施する(true)かどうか(初期値:置換する[true])
[-inPath=入力共通パス ] :上流で検索されたファイルパスの共通部分
[-inEncode=入力エンコード ] :入力ファイルのエンコードタイプ
[-outEncode=出力エンコード ] :出力ファイルやキーワードファイルのエンコードタイプ
[-outPath=出力共通パス ] :出力するファイルパスの共通部分
[-useWordUnit=単語単位置換 ] :出来るだけ、Grep対象を、単語単位で置換しようとします(初期値:false[部分置換])
[-errAbend=[true/false] ] :異常発生時に、処理を中断(true)するか、継続(false)するかを指定する(初期値:true[中断する])
[-display=[false/true] ] :結果を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない])
[-debug=[false/true] ] :デバッグ情報を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない])
- 導入されたバージョン:
- JDK5.0,
-
フィールドの概要
クラスから継承されたフィールド org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
BUFFER_LARGE, BUFFER_MIDDLE, CR, DB_BATCH_SIZE, TAB -
コンストラクタの概要
コンストラクタ -
メソッドの概要
クラスから継承されたメソッド org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
getArgument, logging, println, putArgument, putArgument, setLoggerProcess, throwException, throwException, toStringクラスから継承されたメソッド java.lang.Object
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, waitインタフェースから継承されたメソッド org.opengion.fukurou.process.HybsProcess
logging, println, putArgument, putArgument, setLoggerProcess
-
コンストラクタの詳細
-
Process_GrepChange
public Process_GrepChange()デフォルトコンストラクター。 このクラスは、動的作成されます。デフォルトコンストラクターで、 super クラスに対して、必要な初期化を行っておきます。
-
-
メソッドの詳細
-
init
プロセスの初期化を行います。初めに一度だけ、呼び出されます。 初期処理(ファイルオープン、DBオープン等)に使用します。- 定義:
initインタフェース内HybsProcess- パラメータ:
paramProcess- データベースの接続先情報などを持っているオブジェクト- 変更履歴:
- 5.1.2.0 (2010/01/01) 置換するかどうかを指定可能にする(isChange)属性追加, 5.7.3.2 (2014/02/28) debug の表示と、キーワードの \t の使用、trim() 廃止、ignoreCase の実装、regex の追加, 6.3.1.1 (2015/07/10) 出力ファイルを別フォルダにコピー置換する機能を追加, 6.3.1.1 (2015/07/10) useWordUnit="true" 時は、出来るだけ、Grep対象を、単語単位で置換しようとします, 6.4.5.1 (2016/04/28) FileStringのコンストラクター変更, 6.4.5.2 (2016/05/06) fukurou.util.FileString から、fukurou.util.FileUtil に移動。
-
end
プロセスの終了を行います。最後に一度だけ、呼び出されます。 終了処理(ファイルクローズ、DBクローズ等)に使用します。- 定義:
endインタフェース内HybsProcess- パラメータ:
isOK- トータルで、OKだったかどうか[true:成功/false:失敗]
-
action
引数の LineModel を処理するメソッドです。 変換処理後の LineModel を返します。 後続処理を行わない場合(データのフィルタリングを行う場合)は、 null データを返します。つまり、null データは、後続処理を行わない フラグの代わりにも使用しています。 なお、変換処理後の LineModel と、オリジナルの LineModel が、 同一か、コピー(クローン)かは、各処理メソッド内で決めています。 ドキュメントに明記されていない場合は、副作用が問題になる場合は、 各処理ごとに自分でコピー(クローン)して下さい。- 定義:
actionインタフェース内ChainProcess- パラメータ:
data- オリジナルのLineModel- 戻り値:
- 処理変換後のLineModel
- 変更履歴:
- 4.0.0.0 (2007/11/28) メソッドの戻り値をチェックします。, 5.1.2.0 (2010/01/01) 置換するかどうかを指定可能にする(isChange)属性追加, 5.7.2.2 (2014/01/24) エラー時にデータも出力します。, 5.7.3.2 (2014/02/28) debug の表示と、ignoreCase の実装, 6.3.1.0 (2015/06/28) nioを使用すると UTF-8とShuft-JISで、エラーになる。, 6.3.1.1 (2015/07/10) 出力ファイルを別フォルダにコピー置換する機能を追加, 6.3.1.1 (2015/07/10) useWordUnit="true" 時は、出来るだけ、Grep対象を、単語単位で置換しようとします
-
report
プロセスの処理結果のレポート表現を返します。 処理プログラム名、入力件数、出力件数などの情報です。 この文字列をそのまま、標準出力に出すことで、結果レポートと出来るような 形式で出してください。- 定義:
reportインタフェース内HybsProcess- 戻り値:
- 処理結果のレポート
-
usage
このクラスの使用方法を返します。- 定義:
usageインタフェース内HybsProcess- 戻り値:
- このクラスの使用方法
- このメソッドは、nullを返しません
-
main
このクラスは、main メソッドから実行できません。- パラメータ:
args- コマンド引数配列
-