クラス Process_BulkQuery
java.lang.Object
org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
org.opengion.fukurou.process.Process_BulkQuery
- すべての実装されたインタフェース:
ChainProcess,FirstProcess,HybsProcess
Process_BulkQueryは、データベースから読み取った内容を、一括処理する、
FirstProcess と、ChainProcess のインターフェースを両方持った、実装クラスです。
ParamProcess のサブクラス(Process_DBParam)にセットしたり、加工したりします。
このクラスは、上流から、下流への処理は、1度しか実行されません。
FirstProcess の検索結果は、Set オブジェクトとして、Process_DBParam に渡します。
ChainProcess は、その結果を取り出し、自分自身の処理結果と合せて加工します。
FirstProcess では、-action は、query のみです。
query は、指定のSQL文を実行し、結果のSetをParamProcessに設定します。
ChainProcess では、-action は、query、bulkSet、minus、intersect が指定できます。
query は、上記と同じです。
minus は、先のSetから、SQL文の実行結果を引き算し、結果Setを再設定します。
intersect は、先のSetから、SQL文の実行結果と重複する結果Setを再設定します。
bulkSet は、先のSetを取り出し、SQL文に加味して処理します。
流れ的には、query で検索し、minusまたはintersect でSetオブジェクトを加工し、bulkSet で
利用します。例えば、ORACLEから、ユニークキーのSetを作成し、SQLServerのユニークキーを
minusした結果を、ORACLEからDELETEすれば、不要なデータを削除するなどの処理が実行可能になります。
また、単純に、query だけを、チェインすれば、単発のUPDATE文を実行することが可能です。
データベース接続先等は、ParamProcess のサブクラス(Process_DBParam)に
設定された接続(Connection)を使用します。
DBID は、Process_DBParam の -configFile で指定する DBConfig.xml ファイルを使用します。
引数文字列中にスペースを含む場合は、ダブルコーテーション("") で括って下さい。
引数文字列の 『=』の前後には、スペースは挟めません。必ず、-key=value の様に
繋げてください。
SQL文には、{@DATE.YMDH}等のシステム変数が使用できます。
- 変更履歴:
- 5.3.4.0 (2011/04/01) 新規追加
- 形式サンプル:
- Process_BulkQuery -action=query -dbid=DBGE -sql="select KEY from TABLE_X" -action=処理方法(必須) : 実行する処理方法を指定します -action=query 単なるSQL文を実行します。 -action=bulkSet 実行したSQL文の結果を、Set<String> オブジェクトに設定します。 -action=minus Set<String> オブジェクトと、ここでの実行結果の差分をとります。 -action=plus Set<String> オブジェクトと、ここでの実行結果の加算をします。 -action=intersect Set<String> オブジェクトと、ここでの実行結果の積分をとります。 [ -dbid=DB接続ID ] : -dbid=DBGE (例: Process_DBParam の -configFile で指定する DBConfig.xml ファイルで規定) [ -sql=検索SQL文 ] : -sql="select * from GEA08" [ -sqlFile=検索SQLファイル ] : -sqlFile=select.sql -sql= を指定しない場合は、ファイルで必ず指定してください。 [ -sql_XXXX=固定値 ] : -sql_SYSTEM_ID=GE SQL文中の{@XXXX}文字列を指定の固定値で置き換えます。 WHERE SYSTEM_ID='{@SYSTEM_ID}' ⇒ WHERE SYSTEM_ID='GE' [ -bulkKey=XXXX ] : -bulkKey=XXXX SQL文中の{@XXXX}文字列をProcess_BulkQuery等で取得した値で置き換えます。 WHERE SYSTEM_ID IN ( {@XXXX} ) ⇒ WHERE SYSTEM_ID IN ( 'AA','BB','CC' ) [ -bulkType=NUM|STR ] : -bulkType=STR Bulkの値を文字列に変換する場合に、数字型か、文字型を指定します。 数字型では、AA,BB,CC とし、文字型では、'AA','BB','CC' に変換します(初期値:STR)。 [ -fetchSize=1000 ] :フェッチする行数(初期値:1000) [ -display=[false/true] ] :結果を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない]) [ -debug=[false/true] ] :デバッグ情報を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない])
- 導入されたバージョン:
- JDK5.0,
-
フィールドの概要
クラスから継承されたフィールド org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
BUFFER_LARGE, BUFFER_MIDDLE, CR, DB_BATCH_SIZE, TAB -
コンストラクタの概要
コンストラクタ -
メソッドの概要
修飾子とタイプメソッド説明引数の LineModel を処理するメソッドです。voidend(boolean isOK) プロセスの終了を行います。voidinit(ParamProcess paramProcess) プロセスの初期化を行います。static voidこのクラスは、main メソッドから実行できません。makeLineModel(int rowNo) 最初に、 行データである LineModel を作成します FirstProcess は、次々と処理をチェインしていく最初の行データを 作成して、後続の ChainProcess クラスに処理データを渡します。booleannext()このデータの処理において、次の処理が出来るかどうかを問い合わせます。report()プロセスの処理結果のレポート表現を返します。usage()このクラスの使用方法を返します。クラスから継承されたメソッド org.opengion.fukurou.process.AbstractProcess
getArgument, logging, println, putArgument, putArgument, setLoggerProcess, throwException, throwException, toStringクラスから継承されたメソッド java.lang.Object
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, waitインタフェースから継承されたメソッド org.opengion.fukurou.process.HybsProcess
logging, println, putArgument, putArgument, setLoggerProcess
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コンストラクタの詳細
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Process_BulkQuery
public Process_BulkQuery()デフォルトコンストラクター。 このクラスは、動的作成されます。デフォルトコンストラクターで、 super クラスに対して、必要な初期化を行っておきます。
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メソッドの詳細
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init
プロセスの初期化を行います。初めに一度だけ、呼び出されます。 初期処理(ファイルオープン、DBオープン等)に使用します。- 定義:
initインタフェース内HybsProcess- パラメータ:
paramProcess- データベースの接続先情報などを持っているオブジェクト- 変更履歴:
- 5.3.9.0 (2011/09/01) 1000件を超えた場合の処理を追加, 6.3.1.1 (2015/07/10) plus アクションの追加
-
end
プロセスの終了を行います。最後に一度だけ、呼び出されます。 終了処理(ファイルクローズ、DBクローズ等)に使用します。- 定義:
endインタフェース内HybsProcess- パラメータ:
isOK- トータルで、OKだったかどうか [true:成功/false:失敗]
-
next
このデータの処理において、次の処理が出来るかどうかを問い合わせます。 この呼び出し1回毎に、次のデータを取得する準備を行います。- 定義:
nextインタフェース内FirstProcess- 戻り値:
- 処理できる:true / 処理できない:false
-
action
引数の LineModel を処理するメソッドです。 変換処理後の LineModel を返します。 後続処理を行わない場合(データのフィルタリングを行う場合)は、 null データを返します。つまり、null データは、後続処理を行わない フラグの代わりにも使用しています。 なお、変換処理後の LineModel と、オリジナルの LineModel が、 同一か、コピー(クローン)かは、各処理メソッド内で決めています。 ドキュメントに明記されていない場合は、副作用が問題になる場合は、 各処理ごとに自分でコピー(クローン)して下さい。- 定義:
actionインタフェース内ChainProcess- パラメータ:
data- オリジナルのLineModel- 戻り値:
- 処理変換後のLineModel
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makeLineModel
最初に、 行データである LineModel を作成します FirstProcess は、次々と処理をチェインしていく最初の行データを 作成して、後続の ChainProcess クラスに処理データを渡します。- 定義:
makeLineModelインタフェース内FirstProcess- パラメータ:
rowNo- 処理中の行番号- 戻り値:
- 処理変換後のLineModel
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report
プロセスの処理結果のレポート表現を返します。 処理プログラム名、入力件数、出力件数などの情報です。 この文字列をそのまま、標準出力に出すことで、結果レポートと出来るような 形式で出してください。- 定義:
reportインタフェース内HybsProcess- 戻り値:
- 処理結果のレポート
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usage
このクラスの使用方法を返します。- 定義:
usageインタフェース内HybsProcess- 戻り値:
- このクラスの使用方法
- このメソッドは、nullを返しません
-
main
このクラスは、main メソッドから実行できません。- パラメータ:
args- コマンド引数配列
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